国土防災技術株式会社

    担当技術者 金久  拓

 

  取得年月日  2013年1月1日



  • 地すべり防止工事士を取得した動機

 地すべりの調査設計ならびに施工管理に従事する機会が多く、技術者として幅広い知識を身に付ける必要を感じたことから、資格を取得しました。今後も斜面災害全般に関して幅広い知識や技術力を身に付け、社会に貢献できるよう励んでいきたいと考えています。

 

 

  • 思い出の現場・仕事

 現在所属する高知営業所では、地すべり多発地帯である吉野川流域での地すべり調査設計業務を担当しています。同じ吉野川流域でも現場毎に地すべり規模や活動状況、発生機構が異なるため、調査結果を適切に判断し、最適な防止工法を計画できるよう努めています。
 昨年度より、既存ブロック内に発生した地すべりについて、被災した既設対策工の機能回復あるいは代替工法の提案や、地すべりの安定化を図る対策工法の立案を目的とした業務に従事しています。
 本年度実施したチェックボーリングでは、軟質な強風化層が続いたことにより、ロータリーボーリングマシンでは拡径が困難となったことから、ロータリーパーカッションによる拡径と併用したコア採取を実施しました。通常の仕様とは異なるため、試験材の挿入や試験にも戸惑うことがありましたが、結果としては良好なデータを得ることができました。

 

 

 


写真1 パーカッション併用のチェックボーリング

写真2 既設集水井の排水機能低下